Something

Takeshi Hirano

思い出

Deskの端に一枚の古い写真がある。既に色褪せて、マジックのいたずら書きのある馬術部の厩舎の写真だ。白樺林の向こう側にある。毎日通った懐かしい場所。このいたずら書きは幼い頃の息子の仕業だ。久しぶりにこの写真を偶然見る事になる。40年前の若き日々が蘇り、胸を詰まらせた。そして、セピア色になった写真をもう一度、蘇らせたくなった。

この写真の裏には「祝ご結婚」と同期馬術部員
の名前が連ねてあった。

T&K
我が足
旅の友であり、我が足
いとも簡単に距離をのばしてくれる
遠い昔
若き頃
北海道の帯広で
馬に跨っていた頃
4km先の蹄鉄屋に出かけた
いまは鉄馬に跨っている
駐車しているバイクは
皆、誰かの愛馬に見える

(T&K:ヤマハのビックバイク🏍の愛称)
2010.12. 主、62歳

1973年、4月.帯広から郷里、広島に帰り5月1日に小動物医院を開設した。愛馬で帰って来るのが夢だったのか?現実的に余りに長距離。可哀想。断念。夢想を絵🖼に留めた。あれから50年、中断もあったが、再び現役続行中。どうやら、馬術部生活から得た事から、未解決部分を極めようとしているようだ。
主、24歳
古い年賀状から

結婚して家族が4人になっている。1978年の年賀状(馬🐴年),主、30歳

1990年の年賀状(馬🐎年),主、42歳、めちゃくちゃ仕事頑張ってる。前しか見えない。

馬🐴部の後輩から一枚の写真が送られてきた。
乗り手を自分に変えてスケッチ。

先日、馬術部の後輩からの依頼で馬術記念誌にスケッチかイラストを送ってほしいとの事で、悪戯書きのある写真と思い出の小文を添えて送ってました。後日、黒マジックの線が消えているものが送られてきました。ビックリです。こちらも蘇ってます。主、73歳

2022.4.30     記