Something

Takeshi Hirano

コーヒーカップ☕とブック📚、カバン💼そして眼鏡👓

bookと眼鏡

わたしのスタイル、右手にイエローのコーヒーカップ、左手にbook

セカンド・ストリートで見つけた麻のバック。日々の新聞記事の切り抜きをジャンル別に貼る台紙とハサミ、ノリ、ボールペン等が入っている。自宅の1F→2F移動するのに必ず肩に掛けて持ち運ぶ。食事前の合間に楽しそうにカバンから小道具を取り出し、新聞に向かう。わたしの姿を見ては炊事中の女房殿は幼児を見るような眼差しと一言を付け加えるのが定番だ。「ご飯だよ」

トランクと帽子

「トランクと帽子」
言うまでもなく、トランクには
旅の小道具をつめる。
ある日、画家は
「どこか遠くへ行きたい」
と考えた。そして、その衝動が一枚の絵を描かせた。
ふたつの帽子は、
旅立ちたい自分と旅立てない自分をあらわしている。ふたつの帽子は、旅立ちたい自分と旅立てない自分をあらわしている。
背景に高原の緑と海の青を配した画家は、
アトリエの小さな窓から外を眺めて嘆息した。
「トランクと帽子」が何やら相談し始めた…
旅に出ようかな?

トランクといえば、わたしの中ではフーテンの寅さんのトランクだ。旅には必需品だ。

往診鞄、引退して書類入れに変身。ウッドデスクに座すわたしの側に寄り添ってくれている。

今のわたしは眼鏡が愛おしいのである。それまでは結構、粗末にしていたかな。無残にも押し潰してしまう事、一度や二度じゃあない。考えてごらん!わたしの一部である水晶体の濁りを見事までに矯正してくれてる。それが眼鏡なんだ。わたしは遂にわたしではないモノを愛おしいと感じるこころを手に入れたようだ。あとはこの愛おしいさが偽善によるものでないことを祈るばかり。愛しの眼鏡よ。     

 2021.5.7 T.H 記