Something

Takeshi Hirano

もも日記5

2014.7.24(木)

昨日、今日と気温と湿度、半端じゃあない。蒸し暑く部屋の片付け、ちょっとやっただけなのに、汗びっしょり。
ここのところ、ももはいつものコースでの散歩、途中でとまることなくスムーズ。
出発前にリード、首輪の装着に戸惑ったせいか、ももちゃん、イライラモード。
それに対し、即反応するタイプの私、ここは落ち着いて対処した。もものイライラも、じきに消えた。
散歩を終えて玄関で足裏を拭く。胴輪、リードを外す時、影を潜めていた噛みつきが発生。早いうちに治しておかないと。
こちら久しぶりにムキになって怒ってしまった。
そしたらチビのくせに、ももったら、むきになって反抗してくる。少々じゃないんだ。この。ヒステリーめ。
こちらも即、反応してしまう。「もも、だめ!!」無視、無視。お互いテンションが上がったら元に戻るまで時間がいる。やっと、ももがなんか遠慮がちにこちらをみている。
こちらも、かわいそうで、いじらしくて。怒って御免ね。ってなる。
そんな奴、日頃、どこかにいたよな。目の前にいるじゃあないか?誰かさん、突如、テンションをあげて怒ることがあるよね。
反省するところまで似てるかな?自分を見ているよう。Tはももは私の鏡だと感慨深くうなだれた。

コーギー犬って気性が激しい犬種?なんか一見かわいく見えるし、おとなしく見えるが、本性は….。
ももの操縦を上手くするには己を見つめ直す事からかな。
もっとコーギー犬種を勉強してみようかな。

ももはウェルシュ・コーギー・ペンブロークです。
スピッツ、ポメラニアンなど北方系の祖先を持つ犬種のようです。1100年代に当時のイギリス王であったヘンリー二世がこの犬種をこよなく愛し、それ以後、英国王室の犬として有名になりました。
かつては牛の番をする牧場犬でした。
とにかく元気が良く、じゃれるのが大好き。大胆で友好的、遊び好きで、ふざけるのが大好きな犬のようです。
確かに、こちらのおふざけにすぐのってきますね。エスカレートして羽目を外すことしばしば。
ひょっとして噛みつきのきっかけの原因の一つかもしれませんね?
活動的な犬なので運動はたっぷり必要。
うちの場合、Dが十分やってくれてるので満たされていると思います。
もも日記1で紹介しましたが、ももはフラッフィーコーギーで、赤ちゃんの頃からふわふわで顔だちもスタンダードのコーギーより細面です。
コーギーは元々、牧場で牛を追うために生まれた犬です。
雨でも雪でも外で作業しなければならないため、フラッフィーのぬれるとぺたっとしてしまう毛は外作業に不向きだから、フラッフィーの繁殖はされてきませんでした。健康問題と、フラフィーの繁殖は関係ないです。フラフィー(fluffy)はふわふわの意味。

ももの噛みつきは将来、大変なことになる前にどうしても治しておかないと。
飼い主の責任でもあると肝に命じておかないと。
問題行動の中でも1、2を争うレベルのことです。結果からいいますと、この噛み癖に関しては意外と早く解決してます。
もともとコーギーは牧羊犬なので活動的で頭が良いのが特徴ですが、牧羊犬だからこそみられる、吠えや噛み癖といった問題行動があるよと、ももを飼う前から聞いて知ってましたが、DとTに一度あっただけです。
それ以降、おとなになってからも一度もありません。
確かにももは賢い子です。甘噛み程度は時折ありますが、静かに、短くだめって言うとやめます。親バカかもしれませんがそれにね、凄い集中力を持ってる子です。
それに関しては後談と言うことに。Dはどんな事があっても、ももを責めたりしません。
恥ずかしながら私Tの方が感情剥き出しにするところがあります。
人を噛む事がどんなにいけないことなのか、今回でよくわかったようです。Tに抵抗できなくなったももは精気を失い、哀れな目付きでTを見詰めてます。

小さいから余計にです。怒らなければよかったと後悔してしまいます。
めったに怒られたことのないもも、相当にこたえたようです。
もものこころのなかにはTはおっかない人と植え付けられたのかもしれません。
わたし達も、ももの行動をよく観察した上で、出来るだけ的確に事象を分析して、冷静に対処するよう心掛けたいです。
小さな芽を大きくしない。がD、T&K三人の合言葉です。ももはDに対し、主人というか友達、なんでも聞いてくれる人、自分の中に潜む本能を簡単に出せる人、Dとももが散歩に出かけるときのももが表現する態度は「早よう、行こうや。」「もう、ちゃんと胴輪つけて」、T&Kの時とちょっと違います。チビちゃんの時から現在6歳の今では体も大きくなってますから表現がダイナミックです。
なんか2人の間には特別の信頼関係が存在するように感じ、ちょっとうらやましくもあります。

D、T&Kの躾の努力目標
1.待て
2.おすわり
3.ハウス
4.おいで
4つのコマンド(指示)を三人がももに対して統一しよう。
ちゃんとできたらご褒美を!

特にTは「しつけ」と言うと犬と飼い主の主従関係を築く事が基本と考えてたようで、犬を支配するのでなく、Dのように犬とお互いにこころを開き信頼しあうことが大切。
ただし、人間社会で犬の方も生活していかなければいけないので、してはいけないことはちゃん教えることが大切で「しつけ」が必要なことだと三人が改めて認識する。
教訓1.もも日記2から
犬にとって「噛む」ということは「探る」という行為と同じなんだ。
教訓2.「無駄吠え」は犬にとって無駄じゃなくすべてに理由がある。
教訓3.もも日記4から犬を飼うということは自分以外の”意思あるもの”と暮らすということ。
教訓4「しつけ」は飼い主と犬の主従関係でなくお互いにこころを開き信頼し合うことが大切だ。

2020.9.23撮影

「次回もみてね」

令和2年9月30日記