Something

Takeshi Hirano

早朝の微睡5

Little Jammer Seriesの楽団です。ドラム、ギター、サックス、ベース、ピアノのメンバーです。彼らを勝手にタケバンドの一員にしてしまいました。実に動きがかわいく、演奏技術も最高!音色もいいよ。残念ですが、2008.2に生産終了しています。しばらく出番がなかったのですが、こうして再び。タケバンドがスタンバイ。毎日ではありませんが、始まりました。映画”カサブランカ”のメインテーマ曲「時の過ぎゆくままに」。わたしは「ガリバー旅行記」のガリバーですね。ミニバンドの彼らを大空から見おろしてる感じ。

サイフォン沸かしのコーヒーをかき混ぜながら、愛用のカップに注いでおもむろに口元で啜りながら、すでに、わたしの聴覚はタケバンドの演奏する懐かしの名曲に向いています。再び、至福の一口を堪能しながら目を閉じる。今度は視覚が目覚め、日めくりbookへ。いつも、前日に読めるように準備しておきます。「1日1ページ、よむだけで身につく世界の教養365」今日は天文学者のガリレオ・ガリレイの所だ。ふんふんと目線が微妙に動きだしている。わかってるのやら、わかってないのやら、わたし、格好付けしなんで雰囲気にハマってるだけかもしれまん。だから、早朝の微睡にぴったりと言う所ですか?おもむろに目線を時計にやる。現実が近付いてきたな。

女房どのが二階から下山してくるam6:00だ。am:4:00〜からの2時間が終了。「お風呂に入れるよ。」おお、わかった。現実に立ちかえるキーワードです。タケバンドはまだ演奏してますよ。女房殿は朝食🥣の準備をしながら残りの演奏を聞いてることでしょう。間でサイフォン沸かしのコーヒーを私と同じように啜りながら。月日の経つのは実に早いもので、寝袋からおもむろに出てきて微睡の主役達ってタイトルを付けてロングテーブルに並べてあったサイホンコーヒーセットをボールペンで描いたピクチャーがこれです。確か9年前のことになります。

れからも、あいも変わらず、早朝の2時間を同じようにすごしてます。私の一日のなかでなんの拘束も発生しない時間帯なので続けられてる?驚異の一言です。よう言うわ。お絵描きはまだ私の身体が現実からほど遠い虚ろ状態の時です。私の真っ黒な網膜のキャンパスに脳内の記憶残像が出現し、それを慌てて描き写すだけなんですが、中にはなかなかの傑作があり、一人ほくそ笑むこともあるから、それに味をしめたのかわかりませんがなぜか、身のそばには必ず文房具が存在しています。さらに必然かもしれませがこの10年間の歳月の中、早朝の微睡の演出者達にも当然ながら変化が生じています。今は、代表格はしばらく休眠していたタケバンドの面々です。サイホン沸かしのコーヒーがサポートしてくれてます。お陰で彼らの演奏がわたしの早朝の微睡をくすぐってくれてます。タラーラ,ラン、タラーラン….至福の時です。

今朝はどうしたことやら、ドラムの方を眺めていたら急にお絵描きが始まりました。年配のドラマーがいつの間にやら少年に変わっています。この時間帯では珍しい事です。さて、日の出時間を確認して、畑の方に出向き野菜🥦達に挨拶です。行ってきます。今年は冬には雪がつきものですが未だわたしのいる地域ではお目にかかってません。それでもちゃんと植物達は主役の交代を果たしてます。花の少ない冬の時期、皇帝ダリアが1月中旬まで頑張って花を付けてくれてました。さて、2月が始まります。日本水仙の登場です。毎年の事ですがこころ暖たまります。

かわいくて素敵です。じっと見ているとついうっとりしてしまいます。頸を軽く垂れてるのが健気です。水仙についての一口知識を付け加えておきます。学名Narcissus(ナルシサス)はギリシア神話に登場する美少年ナルキッソスに由来します。水鏡に映った自分の姿に恋をしてスイセンになってしまったという話です。「水仙」という漢名は中国の古典の「仙人」は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙というに由来し、水辺で咲く姿を仙人にたとえたものと考えられているようです。

令和2年1月30日 記